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Aug 16, 2023

海洋掘削リグがイスラエルとの国境付近での作業に先立ちレバノン海域に到着

ベイルート--海洋掘削リグがレバノン沖の地中海の目的地に到着し、ガス探索のため今後数週間以内に稼働を開始すると閣僚らは水曜日に発表した。

両国は昨年海上国境で合意に達した後、イスラエルとの国境近くのレバノン海域で今月掘削が開始される予定だ。 レバノンとイスラエルは、1948年のイスラエル建国以来、正式に戦争状態にある。

資金繰りに苦しむレバノンは、将来のガス発見が中東の小国を現代史上最悪の経済・金融危機から脱却させる助けとなることを期待している。

アリ・ハミ暫定運輸大臣は、以前はツイッターとして知られていたプラットフォームXに、リグが水曜日の朝、作業を開始する予定の場所に到着したと書いた。 リグは南部の港湾都市ティルスに面している。

レバノンのワリド・ファイヤド・エネルギー大臣はベイルートで記者団に対し、「我々はレバノンが石油国家になることを望んでいる」と語り、掘削の結果は2、3カ月以内に得られる予定だと付け加えた。

トータルエナジー社は声明で、リグ「トランスオーシャン・バレンツ」は現在ベイルートの海岸から約120キロメートル(75マイル)の位置にあり、リグへチームを往復する最初のヘリコプターはベイルートのラフィク・ハリリ国際空港にあると述べた。

トータルエナジー社は今月、「機器の到着は、探査井の掘削準備における重要な一歩を示すものである」と述べた。

レバノンは2017年、地中海の10鉱区のうち2鉱区で海洋石油・ガス開発を進めるため、フランスのトータルエナジーズ、イタリアのENI、ロシアのノヴァテクを含む国際コンソーシアムへのライセンスを承認した。 2つのブロックのうち1つのブロックの境界は、昨年海上国境協定が合意に達するまで、隣国イスラエルによって係争されていた。

1月、レバノン、ENI、トータルエナジー、国営石油・ガス会社カタール・エナジーは、カタールの企業がノヴァテクに代わる契約に署名した。 この契約に基づき、カタール・エナジーはノバテクの株式20%に加え、ENIとトータルエナジーズからそれぞれ5%を取得し、アラブ企業の株式は合計30%となる。 TotalとENIはそれぞれ35%の株式を保有する。

10月に署名された米国の仲介によるレバノンとイスラエル間の協定では、係争海域は地中海の「カナ」天然ガス田をまたぐ線に沿って分割されることになっている。 ガス生産はレバノン側に基づいて行われることになるが、トータルエナジーとイスラエルの間で別途署名された契約に基づき、ライン側から抽出されたガスについてはイスラエルが補償を受けることになる。

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